憧れの地に住む!

ドイツ・ベルリンでのワーホリライフについて

ビザとの戦いとの終焉

前回のエントリーでビザの申請のために帰国すると書きましたが、そのビザの申請が通りませんでしたーーーーー!disappointedという感情の本当の意味を知ってひとつ大人になりました。

事の始まりは、ワーホリビザ中に受けていた会社の選考に落ちたあと、「ワーホリビザが切れたら日本に帰るで」、とルームメイトに言ったらそれはそれは悲しんだことです。なんとか残れないのかということで、彼の旦那が探してくれたのが、今回私が挑戦してみたjob-seekersビザでした。
このブログの題名でもある、私の夢だった「ヨーロッパで暮らす」を少しでも、お気に入りの場所で伸ばすためなら、と日本での申請をしてみました。もちろんドイツでもできますが、母国語でやりたかったことと、親友の結婚式@セブに出るために一時帰国を選びました。

 

「なんでもまずは自分でやってみたい」病なので、全ての申請工程は自分で行いました。日英独3ヶ国語で情報を調べたのですが、ブログはないし公式の情報しかありませんでした。ベルリンでアーテイストビザの申請をした元ルームメイトにコンサル会社も紹介してもらったのですが、job-seekers visaの申請ケースが少ないようで、惑わされるくらいなら自分でやったほうがいいと思いました。

別件で、パスポートの更新にもベルリンの日本大使館にも行ったのですが、その受付の人にも「おや、そんなこと聞いたことないぞ…⁇」と思われるアドバイス(本人はもちろんよかれと思ってしてくれてることはわかるのですが)をされたので、全て日独大使館の担当者と直接コンタクトを取りました。

ビザについてはまずオフィシャル(大使館)に聞くこと。コンサルや弁護士はあくまで条件が変わりやすい所や、自分の弱い条件の補足情報補填のための「オプション」にすぎない

というスペイン語圏大使館で長年働いていた母のアドバイスを元にしました。オフィシャルとコミュニケーションをとるための語学力は言わずもがな必須です。

 

さて、私が挑戦したjob seekers visaの申請条件は以下の通り(意訳)です。繰り返しになりますが、申請した2019年3月時点のものなので、もし申請を考えている人がいたら必ず公式(大使館)に確認してください。

  1. パスポート
  2. 申請書(2種)
  3. 履歴書もしくはキャリアを証明できるもの
  4. ドイツの大学学位もしくはそれに相当する海外の大学の学位
  5. モチベーションレター
  6. ドイツ国内で真剣に就活をしていることを表す証明
  7. 申請期間の保険

まず関門なのが4の学位です。これが満たしていなければ始まりませんので、大使館が出しているサイトから自分の学位が満たしているか確認します。これもドイツおよびドイツ経済が求めている業界に沿っているので、経済/理工/医療系が強いようです。

次は5のモチベーションレターです。他の申請書類は全て英語だったので、英語で書きました。常識ですが、必ずネイティブチェックを受けましょう。

最後が6のドイツ国内で真剣に就活をしていることを表す証明です。私はこの条件が足りなくて諦めました…面接に何社呼ばれているとか決まっている条件があるわけではなく、申請者個々人の状況およびドイツ国内の状況によるみたいなので、申請するまではっきりした事は言えないと言われました。

 

自分の条件だったら、申請したら出ると思ったので、今の条件では諦めなくてはならないと知った時すっごく悔しいというか無念というかがっかりだったのですが、ワーホリが終わって日本で就職するかドイツもといヨーロッパでもう少し頑張るか、どちらのpro/conも見えていて、自分ではどうも決め手がなかったので、自分以外の力に判断をしてもらえた、と思うことにしました。

 

ルームメイトがここまでさみしがらなかったら絶対挑戦しようと思わなかったというか、job seekersビザの存在も知らなかったので、彼らに感謝。そしてネイティブチェックをしてくれた友人やこのビザ珍道中に付き合ってくれた友人&感謝です。挑戦しなかったら、いつまでも「あの時もう少しいれたら…」と後悔してしまいそうでした。

 

荷物がベルリンにあるので、一度戻って今年の春はヨーロッパで過ごそうと思います。ワーホリ後、もっと残りたい!と思った時お金と時間が許すなら、後悔しないようにしておいてよかったし、今後誰かのチャンスになるんだったらと思いまとめてみました◎