憧れの地に住む!

ドイツ・ベルリンでのワーホリライフについて

ベルリン住宅事情 受け入れ側の言い分

今週からドイツ語クラスA2が始まりました。
日本では一般的ではない外国語習得レベルの分け方ですが、ドイツでは語学理解度をA1(初心者)〜C2といった表現でどのくらいできるかを表します。
A1はアルファベットの読み方から始める完全な初心者。ですが、A2(多分中学生のレベル完了まで)のクラスに進んだ瞬間にすでにレベルが上がった気がしました笑 A1は「ドイツ語に親しんでもらう」という前提があったので、ゲームもあったり、高校を卒業したばかりの若い生徒もいて和やか&楽しい雰囲気だったのですが、A2からはみんな本気です。ガンガン質問するし、どんどん予習してきているかんじ。先生も「単語は自分でやってね」と言ってました。。。お、おう。

個人的な意見ですが、ドイツ語で自己紹介されても聞き取れない人は、というか基本的にみんなA1から始めた方がいいと思います。語学は耳を作ることが第一!

 

ちなみに今回のクラスの生徒は、フランス韓国イタリアブラジル台湾アメリカ南アフリカメキシコそしてわたし(日本)。ブラジル人(美女)が家を探しているので、ほんと家探し大変だよね〜という世間話からまたブラジル人と仲良くなる私…ブラジルに呼ばれているのでしょうか笑 にしても、A1から一緒に勉強しているのもブラジル人だし、ドイツに住んでいる友達で仲がいいのもブラジル人。。。

 

ドイツでの家探し 受け入れ側の言い分

さて、以前も書いたベルリンでの家探しについて補足です。
今行っている語学学校では、受講中の生徒に長期でも部屋も斡旋しています。
前述のブラジル人(美女)が家を探しているので、語学学校のオフィスに行ったところ、長期賃貸物件が見つかりにくくなったベルリンの家情報についていろいろ教えてくれました。

 

  • 短期なら面白レジャー(経験)として受け入れられる

インターナショナルになってきた(という人もいる)ベルリン。3ヶ月くらいだったら、受け入れを試してみるか、学校に行っている子なら(お金もあるだろうから)安心だし…と考える人が多いそうです。長いと、単に短期ルームメイトという関係性以上になるからめんどくさいと感じる人が多いとか。

たしかにわたしのルームメイトもいつも使っていない部屋をリノベーションして、AirBnBに出そうとしています。日本ではAirBnBのホストになれなそうなので笑、今から楽しみです!

 

  • 「静か」レベルが高い

語学学校の生徒を受け入れたけどやっぱり…と苦情?が入るのが、「音」についてだそうです。ドイツでは、夜10時以降+昼間のある時間帯(13時前後だった気がする)は大きな音を立ててはいけないという法律があるそうです。この法律を厳格に守っているのは地域によるそうですが、ベルリンはいまのところ厳しくないと思います。

そのため、「夜中にキッチンでお水を飲んだ」「足音がうるさい」(!)など、敏感な人もいるそうです。たしかに、「静か」ってドイツ人がいう時ってほんっっっとうに静かです。何も聞こえなくて、世界に自分だけなのかと錯覚するレベルです。

 

  • 大家が強気+ビジネス目的や詐欺も増加

3年前だったら、人気のプランツラウアーベルクで月360€(130円/€換算で46,800円)でも「妥当」だったそうですが、今や同じエリアだったら600€(上記同レート換算で78,000円)出しても入れるかどうかといったところです。そのため、8年前は大きなフラットを破格で借りれたとしても、その入居人が出た時にぐぐっと家賃が上がることもしばしば。

また、家賃の中に光熱費が含まれているかどうかもとてもだいじな観点です。特に冬は寒いので、光熱費を気にしていたらセントラルヒーティングをケチることになり、体調を崩すこと請け合いです!なので、多少家賃が高くても光熱費込みのところが個人的には安心かなと思います。

ビジネス目的や詐欺も横行しており、日本人が詐欺の被害にあったこともあるそうです。日本からデポジットを払って物件の写真や大家のIDのコピーもメールもらって行ったら、その住所は嘘だった…なんてこともあったそうです。(フランス人曰く「古典的な手法」)

 

本当に運要素が強いですが、大学が始まる9月前後は本当に激戦のようですので、ご注意を!

 

 

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ドイツのポストは黄色いです。後ろのスーパーのカゴが放置されているのが気になります笑

未だに慣れないチップ文化 スマートに出すコツ

今日でベルリン滞在3ヶ月目に無事突入しました!
だいすきな季節の5月、誕生日月の5月!ヨーロッパの美しい春夏を過ごせていることにほんとうに幸せを感じます。神さまに感謝!応援してくれる家族と友達に感謝!現地で支えてくれるみんなに感謝!!

 

今日から本格的に新しい家に引っ越しました。以前の投稿にも書きましたが、渡独前から住みたかったエリア!かつ、宮殿の目の前!徒歩10分弱で宮殿の公園を散歩することができます。

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わたしの「理由のない」ヨーロッパ文化への憧れは、スペインに留学経験がある母の影響も大きいのですが、宮殿文化への憧れも理由の一つです。だから、文字通り宮殿の「前」に住めていることが心から嬉しい!そして今回の投稿も、その公園で書いています。うふふ

 

今日はメーデーなので、クロイツベルクやプレンツラウアーベルクでは出店やデモもあるそうです。イベント化されてるとはいえあんまり近寄りたくないです…それに引き換えこのエリア。まったりしてる〜〜 大変居心地がよいです。

 

前に住んでいたところも安全で、飛行機の音以外は不満はなかったのですが、やっぱり引っ越して、「このヨーロッパらしさに埋もれたかった!これがやりたかった!!」と心から思えます。
家の周りにはトルコ、ロシア、モロッコ、インド、各アジア料理やさんがてんこもり!今からエンゲル係数の増加不可避です、、、笑

 


日本にはない「チップ文化」について。

※2018年9月追記

一体「どこで」「いつ」「いくら」渡せばいいのか、チップ文化のある海外でいつも困っていました。困ったらたくさん出しすぎてしまったり。

 

先週、ロンドンから来た友人とタンデムパートナーとベトナム料理屋さんで食事した時のこと。ドイツでは割り勘文化がなく、自分で頼んだものをそれぞれが払います。

いつもの通りレシートに出された自分が頼んだ金額を自然に支払ったら、店を出たところでタンデムパートナーから「日本はチップの文化がないよね」と声をかけられました。
わたしはどこかで読んだ知識で、レシートが出てくるところはチップは不要(つまり高級店以外はチップ不要)と思っていました。すると彼女は、「ふたりとも外国人だとわかるから仕方ないけど、店員さんも不思議がっていたよ」と遠回りに注意されました。(やさしい!)

 

そこで、ドイツで困らないチップの簡単でスマートな渡し方について、ご紹介します!

 

  • 「どこで」

スーパーやフードコード、少額会計のカフェ・パン屋・インビス以外は「チップ必須」です。サービスをしてくれるところと考えると、例えばわたしはアンティークのお店でドイツ語しか話せない店員さんが英語で商品の紹介や、プレゼント選びを手伝ってくれた時に払いました。

  • 「いつ」

お会計時。ドイツでは、お会計時に店員さんを呼びたい時に、日本みたいにぴしっと手を挙げるのはNGです。店員さんが来てくれるまで待ちます。手を挙げるのがNGなのは、ハイル、ヒトラー!みたいに見えるからとのこと。。。

そのため、テーブルについてくれている店員さんに「ich möchte bezahlen, bitte」(イッヒ モヒテ ベツァーレン ビッテ)(お会計お願いします)と言いましょう。英語は、Can i have a check please?ですね。店員さんが来てくれるまで辛抱強くまち笑、アイコンタクトがベストですが、小さく手をあげるのもよいかと思います。

 

  • 「いくら」

基本は10%です。めんどくさい場合はざっくり1人1〜2€程度と思えば良いです。例えば、1人でカレー屋さんに入って、レシートの金額8.7€だったら、10%は約90セントだから、9.5€。お釣りをもらうのが面倒な時は切り上げで10€。3人で42.3€だったら、47€など。

もし、12€払いたいのに、20€しか持っていなかったら、「Stimmt so 12€」(シュティム ゾ)(合計で12€です)とこちらから指定します。英語では、Including tips, 12€と言いましょう。
チップを渡したかったのにおつりで渡されてしまった場合は、その場で渡すか、机に置いて帰ります。ただし、机に置いて帰る場合は次の人が座りそうだったらやめます。(きちんと店員さんに渡るため)

 

 

チップ必須と書きましたが、旅行者や外国人などは「チップ文化わからないのね」と思われるので、チップを渡さなくても変な顔はされません。
ただ、わたしは1年(長期)住もうとしているし、「日本人はチップを渡さない!」と思われるのもスマートではないと思うので、渡すようにしています(今更ですいません)

 

個人的な意見ですが、「何もサービスをされていないのにチップなんて渡したくない!」と思うケチな人たちは、レストランや個人商店で物を買わなければいいと思います。
日本では「お客様は神様」かもしれません。ただ、郷にいれば郷に従えということわざが各言語であるし、ドイツでは顧客と店の関係は対等です。

ベルリンに長くいる感じがしないわたしが店に入ると、入った時から「何語で話すのか」「なにか不便なことはあるか」「メニューはわかるのか」など店員が気にしてくれていることがあります。他の客に対しても気にしてくれていますが、よりアテンションが高い場合があります。
そのため、英語でメニューを説明してくれたり、ドイツ語でも「Alles gut?」(大丈夫?)と聞いてくれることがあります。気配りがなくても、商品は同じかもしれないですが、お互いに気持ちよくその場を過ごすために、チップは上手く使いたいなと思います。

 

また、わたしが今回引っ越した地域&新ルームメイトが好きな理由の一つが、「余裕がある」ことです。彼らの精神的な余裕は、周りへの気配り・金銭的余裕からくるのかなと思います。ドイツの中でもベルリンは貧しい都市だそうです。だからこそ、1ヶ月いくら以内で過ごせる!と節約することも必要ですが、わたしはだからこそ精神的に余裕を持って過ごしたいです。気配りは日本やアジアの文化かなと思っていたのですが、ドイツ人は意識していないかもしれないけど、日本とは異なりより広範囲に、そして身近な人には濃度が濃くなっていく気遣いの文化があると思います。

 

「大人の安全な遊び場」ベルリンのクラブ 2018年4月まとめ

4月の中旬、とっても暑くて、かつわたしのお気に入りのカナダ人兄弟が飲みに誘ってくれたのが嬉しくて、ベルリンのクラブデビューしました。

 

ベルリンのクラブを表現するなら、「大人の楽しみ」
これにつきます。


平均年齢は見る限り30歳くらい、LGBTカップル多し、(しつこい)ナンパなし、泥酔なし、酒の強要なし、考えられた空間設計(空調の良さ、トイレの綺麗さ!など)の完全に大人が音楽を楽しむ場です。わたしが求めていたのは、これ!!!!!

音楽の種類はテクノです。
テクノ以外の箱もあるらしいけど… わたしはいつもはテクノ聴かないのですが、心地いい大音量で適当に踊るのにテクノは良いなと思いました。ノっててもノってなくてもわからないし。あと客層がおしゃれな気がします。

クラブは高校生の時にロシアはサンクトペテルブルクにてデビューしたあと、日本では六本木と渋谷の小さい箱に行ってみたことがあります。が、ベルリンのクラブは安全&開放感が段違い!男だったらひとりでガンガン行っていたのに…これについては残念。なので、行ってくれる友人を探さねば笑


1. ビジョナーレ(Club der Visionaere) 

clubdervisionaere
入場料:3€(激安!ケバブ以下!!)
クローク:なし

シュプレー川のほとりに止まっている船の上のバー兼クラブです。
中は撮影禁止なのですが、みんな撮っていたので一枚だけとってみました。雰囲気を知りたい場合は、youtubeでクラブ名を検索してみてください♪
夕焼け〜ライトアップされたシュプレー川を見ながら飲んだり、踊れます。最高!

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カナダ人兄弟が若いので、19時に集合。ここは夕方くらいから空いているので、早めから飲み始めてる人がいました。2階でピザも頼んでみましたが、釜で焼いてくれます。

1階のバーの横がDJフロアです。船の中なので、DJの前はとっても狭い!ですが、外と繋がっているので空気が悪いこともないし、移動もしやすい。

観光地化されているので、人は多めです。バーでめんどくさいものを頼むとなかなか出てこない+高い(モスコミュールが8€!)+濃いので、ビール一択がおすすめです。ドイツのビールは薄いし飲みやすいので、瓶を持ったまま飲みながら踊ることができます。


2. ベルグハイン(Berghain
Berghain Berlin
一緒に行ってくれる人がいる時に行かないと!と思ってベルグハイムもに挑戦してみました。
ベルリンのテクノシーンを牽引する(らしい)ベルグハイム。そして、半分くらいの人が入場できないというベルグハイム。黒い服+クールな感じで行かないと入れないらしいです。
前述のカナダ人の兄弟と5人のグループで行ったので、「多すぎだよ」と言われて案の定断られました笑 1時間並んだのに… でも仕方ないです。ドアマンが怖いとブログに書かれていたのを見まましたが、理由を言ってくれるだけ優しいと思う。こちらはめげずに絶対再チャレンジするので、入れたらまた書きたいと思います。

各国の大の大人がかっこよくおしゃれして1時間以上待って、入れないってよく考えたらすっごく面白い。フランス語はだめとかダサいとだめとか言われていて、中の雰囲気を守るためもあるとおもうけど、こんなに世界的に「入れないことがあって」有名になっていると、これもブランディングなのかなと思ってしまいます。


3. トレゾア(Tresor)

Program | Tresor Berlin
入場料:14€ 入場制限なし
クローク代:1.5€(バック、コートそれぞれにつき)
ドイツ語A1のさよならパーティのあとに行きました!
入場制限なしのはずなのですが、女の子は全員普通に入れたのに、カナダ人の兄弟は入れなくて中でやきもきしました笑(2回並んだら入れてくれたらしい)

地下に1フロア、2階に大フロアが1つの構成です。バーの接客が丁寧で、瓶のデポジット(50セント)もあります。地下は重めのテクノ、2階は普通のテクノでした。
2時くらいの2階のテクノの盛り上がりが最高だったので今度は2時くらいから行こうと思います。Tresor前にタクシーも止まっているし、ベルリンは金曜の夜〜日曜の夜まで交通網が24時間動いているので日本より安全です。

 

中は地下のフロアがDJの前とバーの前が格子になっている面白設定。
クロークからフロアに行く廊下がかなり暗い&廃墟めいていて、歩くと電飾がカッコよく光ります。歩くだけでわくわくします!

クロークから出てすぐの男女別々のトイレはクラブとは思えないくらい綺麗でした。男女共用の地下のトイレの前で、軽く「ヤらない?」と聞かれたのですが「は?NOだよ」って答えたら普通に終わりました。普通に踊るだけだったら、本当に何もありません。


ベルグハイムはスタンプを押してもらうと、日曜の夜までずっと出入りし放題。トレゾルも次の日まで出入りし放題です。日の出の演出を見るために遅めに入りたいなー!

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ドイツ人とドイツ生活 その3 日独の「友達」感覚と家族観

もう4月末…!毎日が飛ぶように過ぎていきます。やばい!!楽しい!

4月の最終金曜日でドイツ語A1が完了しました!理解度テストは日本で言ったら8割くらいの出来だったかと思います。A1は英語で言うと中学1年生くらいかなと思うのですが、スピーキングとリスニングは日本で英語を学んでいた時の倍はついていると思います。

 

4月末にロンドンから友人が遊びに来てくれました。ベルリンに住むようになってから海外で暮らすこと、働くこと、住み続けることについていろいろ考えていたので、海外生活&人生の先輩と共有できて濃い時間を過ごすことができました。ロンドンで働いているのに、遊びにきてくれたことに感謝です。

 

せっかく友達が来ているし、いつもと違うことをしてみよう!と思い、タンデムパートナーと3人でベトナム料理を食べに行ってみました。
友達が頼んだ不思議なフォー!隣のテーブルの人も思わずびっくりして「何を頼んだの?」と聞くほどののプレゼン。実は下で玉ねぎが支えています。

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タンデムパートナーが「2人は日本にいた時にどのくらいの頻度で会っていたの?」と聞いたので、2ヶ月に1回くらいかな、と答えるとものすごく驚いた様子。
なんでもドイツでは、友達とは1週間に一度は会うそうです。あまり会わない=もう仲良くないということだそう。日曜日は家族の曜日だし、平日定時で帰るドイツだからできることなのかしらとも思いますね。
でも、引っ越してしまった友達とはどうするの?と聞くと、誕生日はかならず会いに行くし、1ヶ月に2〜3回は行き来する、もしくは中間地点で会うそうです。す、すごい…。だからこそ、「ドイツ人は世界中のどこにでも旅行中でいる」と言われるくらい旅行好きなのかもしれないですね。そんなドイツ文化なので、日本でそんなに会わないことは仲が悪いのではないのよと念押ししておきました。

 

日曜日は家族の日だし、イースターとクリスマスは家族の日、誕生日は家族が祝って、友達は別日…。遠くに住んでいる家族も誕生日には来ることが基本とのこと。かつ友だちともそんなに頻繁に会っているなら、想像するにそんなに友達の数は多くないのかなと思います。きっと信頼できる友達だけなのかな。余談ですが家族については、語学学校のカナダ人兄弟もかなーり仲がいい(ちょっと特殊すぎるかもしれないけど)

 

わたし自身、25歳くらいから友達は厳選されていきました。小学校、(一貫校だったので)中高、大学、バイト、職場、趣味…各コミュニティーでそこに所属している時に仲良くなってもそのあともずっと深い話ができるまで仲よさが続く友達は、各コミュニティで1〜2人かなと思います。

家族についても、ドイツに来るまでは正月は祖父母の家で過ごし、夏休みも部活以外は祖父母家に帰省が多め、祖父母の誕生日、親と自分の誕生日は家族と過ごしてきました。ドイツに来る前にそれがとてもめんどくさいな、と思ったのですが今から考えると家族という味方が常にいる幸せな環境だなと思います。

友達100人できるかな」という歌詞がある日本ですが、大学生くらいまではどのくらい友達が多いか=顔が広いか、社会人になってからもどのくらい顔が広いかを大事にする価値観があると思います。でもそれが時によっては、重荷になっていることもあるのかなと思いました。SNSのフォロワー数とか、いいね数とか気にしたこともあったけど、ドイツに来てから人は人、自分は自分と思えるようになりました。

これからも自分の周りにいる家族と友達を大切に、大切にしたいとおもう人間関係を無理なく作っていきたいです。自分のペースで!

案外知られていない ベルリン市立美術館年間カードがお得!

ベルリンは他のヨーロッパの都市と同じく、たくさんの美術館があります。料金は大体8〜12€くらいと日常使いするにはお高めです。
そこで、ベルリン市立美術館年間カードを購入してみました!

Annual tickets - Staatliche Museen zu Berlin

わたしは年間25€という破格のベーシック(入場時間制限付き)を買いました。ボーデ博物館やペルガモン美術館などは巨大すぎるのでとても1回では全て見きれません。年間25€なので、入場料12€のボーデを2買い入るだけでペイしてしまいます。
提携している美術館のうち、買えるところが限られているので注意が必要です。また、登録にはドイツでの住所とパスポートが必要でした。ちなみにわたしはハンブルグ駅現代美術館で作ってもらいました。
駅が美術館?広大すぎるベルリンのハンブルク駅現代美術館 | ドイツドットウェブ

 

 

わたしは17世紀のオランダ美術やイタリアの画家の風景画が特に好きなので、まず西洋絵画が集められているゲメールデギャラリーに行きました。

Gemäldegalerie: Home

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ひっ…ひろい…。。この有名な絵画をわたし独り占めでいいんですか?!とヨーロッパの美術館に来るといつも思います。
また、デメールデギャラリーは入ると中央に人口の小さな池があり、その周りを囲うように世代+地域別にエリアが分かれているので地図が読めない女代表のわたしでも比較的迷いにくいです。英語のオーディオガイドもあります!

わたしが特に好きだったのは、展示の作りもですが、壁紙と絵の内容がマッチしていること!とくに壁紙がとても上品です。ポスダムやブダペストでも壁紙の使い方がとても上品なお店や宮殿が多かった印象です。

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ボッティチェリのビーナスも独り占めです。

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同じくブローチにしたいボッティチェリの絵画。

今は夏時間だから楽しいアウトドアがたくさんありますが、冬になるといくところがない…かもしれない!そんなときは美術館ですよね。

ベルリンのおばさん2 マルティナおばさん

ドイツ語が基本とはいえ、日常で英語を使うことが多いので、ベルリンに来てから英語圏のコミュニティにいくつか入ったり、英語学習のmeetupなどに参加しています。
その中のひとつのmeetupで出会ったマルティナおばさん。


マルティナおばさんは元MD(製薬会社のセールス)で、子供たちは独立してしまったので、ベルリン郊外の一軒家に1人で住んでいます。花が好きなこと、Jazzの中でもクラシック・ビックバンドがすき、語学を勉強しているということですぐに意気投合!わたしが風邪をひいた時も、オススメのビタミンCの錠剤を教えてくれたり、ベルリンのジャズクラブに誘ってくれたり(わたしが風邪をひいて行けなかった)、いろいろよくしてくれます!

そして、先日「イースター終わったからおうちにおいでなさいな!」とお誘いいただき、初めてドイツ人の家に行ってきました〜

 

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お庭広い〜!生垣も、庭自体のデザイン(道や石の配置)も全てマルティナが20年かけてやったとのこと。

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手塩にかけたバラたちが咲きはじめていました。ケーキを買って待っていてくれて、家の中のツアーもしてくれました。わたしが悪い人だったらどうするの、そんなに見せてしまって…というくらいいろいろ見せてくれました。マルティナはバラが大好きとのこと、またバラが満開になったら来てね、と言われました。

渡独前から日本語とドイツ語のタンデムパートナーがいるのですが、マルティナともドイツ語で話していると違った角度から直してくれるのでありがたい。今まで出会った人たちが総じてあたたかい人たちなので、ほんとうに感謝しています。

 

 

おばさんつながりで。
先日、ベルリンのおばさん1で紹介したTammyおばさんに近況報告に行きました。
Tammyに話に来たのよ!というと、なになに?どんなことがあったの?とカウンターから身を乗り出してノリノリのTammy。家が見つかったこと、Tammyのアドバイスに従っていろんな機会をみつけてベルリン在住の人たちと会ったりしていること。


今回、Tammyおばさんが協調していたのは、「正しい人と付き合うこと」でした。
わたしが、春夏はたくさん旅行したいのよ!でも、仕事も見つけなきゃいけないし…いつがベストシーズンかしら?と聞くと、どっちもはできない、と。
「仕事も会う人も正しいものと出会いなさい。大きなことを最初から見つけようとしないこと。少しずつやるのよ。新しい部屋に移ったときも、新しいルームメイトとの関係性も時間をかけること。落ち着いて、焦らず。仕事に関しても、あなたはどこかとても興味深いのよ。だから、この仕事とは言いにくいの。だから、まずは自分が考えたことや経験をを記していくこと。」

とってもシンプルですが、今回もわたしにとって大事なアドバイスばかりでした。
Tammyはわたしにとってベルリンの人生相談相手、つまりジェーンスーなのかもしれないと思いました。

1ヶ月記念

4月1日でベルリンに来てから1ヶ月経ちました。いつもブログ読んでいただき、ありがとうございます!

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4月1日は、ベルリンオペラで毎月行われているジャズモーニングに潜入してみました。

Jazz & Breakfast: Breakfast 2INJOY - Calendar - Deutsche Oper Berlin

入場料は無料ですが、モーニングビュッフェを食べたい場合は席予約と58€がかかります。
カフェバーカウンターでお茶だけの利用をしたいのだけど、と事前に連絡したら快諾だったので、ホットチョコレート(日本のココア)で2時間くらい生ジャズをたのしんできました。
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月1回のたのしみにしたいし、滞在中に1度はモーニングも食べてみたいなと思いました。
11時開始で、13時くらいにおいとましたのですが、2回目のセッションが終わったあたりでとっても場は盛り上がっていました。


1ヶ月経って、自分が変わったなと思うことを書いてみます。


・相手への許容範囲が広くなった
今度のルームメイトとのこともそうですが、ほんとうにいろんな人がベルリンに暮らしています。
わたし自身、ドイツ語を話せないアジア系女性なので、マイノリティですが、地球上の多くの人が本当はマイノリティなのではないかとさえ思います。例えば、日本ではアラサー女性OLというと、こんな人かなという一定のイメージがある気がします。しかもそのイメージにもレベル感やカテゴリーがある。こんな人だったら結婚したいな/採用したいな/ともだちになりたいな、とかそれぞれのイメージがあると思います。でもアラサー女性OLでもたっくさんのタイプの人がいます。どんなセクシャリティか(ストレートかLGBTか、そもそも恋愛をする人間かどうか)、家族の考え方、人生の考え方、政治観…ほんとうに人それぞれです。だから、本来はカテゴライズすることができないはずです。
カテゴリライズしないと、その人そのものと向き合うことができるし、自分と比べることもありません。この傾向が強くなったことにより、精神的なストレスはとても減った気がします。

・エラーへの恐怖感が(ほぼ)なくなった、飛び込んでみようと気軽に思えるようになった

何事も経験です。来年はいないかもしれないと思うと、どんなことでもやってみたい。前述のマイノリティの話にもかぶりますが、ドイツ語を勉強しているのだから、間違えて当たり前。英語はネイティブじゃないから、これも間違えて当たり前。だから、ドイツ語もしくは英語でコミュニケーションを取れているだけで感動!むしろだいたい曇りなので空が晴れているだけで感動!そもそもベトナム料理をよく知らないのに、ドイツ語で書かれたメニューから料理を想像して、注文したものが食べたいものだったときらとっても感動!なので、幸せ感度が広がっているように思います。

 

・ドイツ人の優しさに触れて、心を広げよう、もっと優しくなろうと思えるようになった
いつもは利用しない電車に乗ったら、変則運転でした。止まるたびに、周りのドイツ人が(ここでこの電車は終点だからむこうの電車に乗るんだよ)と指をさしてくれます。車内放送は英語もあるので、わかっていつつも「ダンケシェン」とお礼。反対のホームに来た電車も、私たちの行きたい駅にはいきませんでした。乗客皆が降りるので、仕方ないバスで向かおうと思いバス停へ。バス停に着くと、車内からなんとなくわたしのことを気にしていてくれたドイツ人のおじさんが、「X駅に行きたいのかい?今日は電車が止まったし、このバス停じゃなくてこっちだよ」(英語)と連れて行ってくれました。やさしい!!
翻って、東京で、地元で、困っている人を見てもわたしは助けてきたかな、と自分の胸に手を当てました。地図が読めない典型的な女なのですが、読めなくても、大丈夫ですかと声をかけてあげようとおもいました。