物価が高いスイス!ほんとうにスイストラベルパスはお得なのか?中編 ツェルマット
さて、前回の続きです。
- 4日目:ツェルマット移動&ツェルマット泊
さぁさぁついにツェルマットへの移動日です。わたしはイッテQのイモトの登山シリーズが大好きで、いつかイモトが登頂したマッターホルンに行ってみたいと思っていたので、それはそれはうっきうきです。
チューリッヒからはVispでの1回の乗り換え、約3時間でツェルマットに到着します。
左:Vispからの車両が窓が大きくて、開放感抜群です 右:世界の車窓から風味の1枚
景色がきれいとはいえ、やはり3時間の移動は疲れたので、当日はツェルマット観光のみで終了。
夜21時のマッターホルンの様子。雲が少しだけかかっているけど、うーん美しい‥
街中を通る羊たちの行進も見ることができます。犬目線での写真。
スイストラベルパスなしの場合=62.5フラン
:チューリッヒ→ヴィスプ→ツェルマット 62.5フラン
- 5日目:ゴルグナード鉄道&ツェルマット泊
スイストラベルパスで完全無料にならない(25%オフもしくは半額)になるもののひとつ、それがゴルグナード鉄道(登山鉄道)です。ゴルグナード鉄道を使わないと、マッターホルンのゴルグナード展望台に行けないので、選択肢はありません(といいながら、この日にするか次の日にするかめちゃくちゃ迷った)結果、往復57フランでした。くわしくはこちらを
チケットを買う際には、スイストラベルパスを見せるだけでOKです。わたしたちが購入したスイストラベルパスフレックスは、8日間のなかでスイストラベルパスを“使う日”だけ自分で手書きで日付を入れる=valid(有効化)するのですが、“使う日”というのが「公共交通機関をつかう日」のようでした。例えば、この日は登山鉄道をつかうだけなので、Validしなくてもよかったです。同様に、美術館だけ入る日もスイストラベルパスを保持=スイスミュージアムパスを保持と理解されたので、日付は書かなくても入れました。valid(有効化)の概念がすこし違いましたね‥。
そうそう、ゴルグナード鉄道のチケットを買ったら、valid day(有効期限。ゴルグナードは10日間だった気が‥)が書いてあるのですが、これは10日間使いたい放題、ではなく、10日間のうちに乗ってね。ということです。2回目に乗ろうとしたら改札で止められたわたしたちからの確かな情報です。(笑)
スイストラベルパス持ってるのに‥という気持ちを吹き飛ばしてくれる世界一の車窓。実際は5億倍きれいです。
展望台からの景色です。午前中に行った方が、もっときれいらしいです。この後、湖に写るマッターホルンが見れるというRiffelseeへ。
残念ながら、風が吹いてしまったので逆さ富士は見れませんでしたが、ほんとうに美しい。
途中で雲が途切れて、マッターホルンの全貌も見ることができました!
スイストラベルパスなしの場合=114フラン
:ツェルマット⇄ゴルナーグラード 114フラン
※今見ていたら、オンライン事前予約すると往復47フランで行けるみたいですね!!これ使えば良かったわ〜
Gornergrat Ticket | Zermatt, Switzerland
- 6日目:スネガパラダイス&ツェルマット泊
スネガパラダイスは典型的なアルプスの初心者用ハイキングコースがある+逆さマッターホルンが観れるかもしれないライゼー湖がある!ということで、この日は地下ケーブルを使ってスネガパラダイスへ。ここもスイストラベルパスで半額になり、帰りはハイキングで戻る予定なので、シングルチケットで8フランをお支払い。
ライゼー湖でも逆さマッターホルンは見れなかったけど、全然良いのだと思えるうつくしさ。
途中のカフェでひと休憩。これがしたかったのだ!と思える一瞬!!
昨日乗ったゴルグナード鉄道が登って行くのを見ることもできます。
スネガパラダイスからツェルマットまでは1時間半くらいで下がって来れるので、マッターホルン博物館も見ることにしました。初登頂の時の悲劇のロープや、標高が高いところでの人々の生活が再現されていて見応えがあります。
スイストラベルパスなしの場合=26フラン
:ツェルマット→スネガパラダイス 16フラン
:マッターホルン博物館 10フラン
ここまで(1日目〜6日目)の合計
現実:スイストラベルパス+α=445フラン+65フラン=510フラン
スイストラベルパスなし:394.2フラン
まだ現実の方が高いとはいえ、これはやはり買う一択という結論しか見えてきませんが(笑)どれくらいお得なのか、と主題を置きかえ‥続きます!