憧れの地に住む!

ドイツ・ベルリンでのワーホリライフについて

やりたいことの賞味期限

26日にベルリンから日本に(泣く泣く)本帰国しました〜!

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初めてのカタール航空。広いしサービスも◎なんだけど、寒い!笑

今年もヨーロッパの夏は猛暑の予定ですが、私が旅立つ日は最高気温36度でした。もちろんNOエアコンそして所により無風。そして日本は台風予報。地球はどうなってしまうのでしょうか…と思いつつ日本に到着したら、台風は関東には来ていなかったものの、ぬるっと梅雨になっていました。帰国後は実家に滞在しているのですが、実家は海の近くなので湿気がすごい。1年ちょっとしか行ってないんだから、そりゃ覚えているんですけど、こんなに湿気がすごかったかちょっと引くレベル。家でカタツムリ飼えそう。

 

高校生〜大学の頃から(日に日に曖昧になる記憶力)思っていた、ヨーロッパに住みたい!という希望を叶えるには十分すぎるワーホリ生活+αでした。

最大の理由が、ベルリンで「家族と呼べる人たちができたこと」です。本帰国する、と言ったらひきとめない友達はいませんでした。なんならルームメイトは今だにいかにしたら私がベルリンで継続して彼らと住めるかを、日々考えてメールしてくれます。もしこれから一緒に住めなくても、彼らとの関係は一生物だなぁと思います。「ルームメイト」でも「家族」でも「友達」でもない、特別な関係。

実家より自分らしくいれるルームメイト、親友と呼べる友だち(そして彼女の家族)、歴史・経済・仕事観を語れる友だち、頼れる先輩もできました。これ以上、何を求めるのでしょう。

正直、ドイツだったりベルリンという都市自体についてはそこまで重きを置いてないです。というのも、ベルリンに行く前に住んでいた都内某所、実家に「ホーム」を感じたことがないためでしょうか。個人的には、場所より関わる人を大切にしています。

でも、ここまで、人にさみしがられたこと・惜しがられたこと・求められたことって、家族を除いて物心ついてからありませんでした。「引き際」ってなんて難しいんだろう。でもこんなに求められていて、本帰国って間違っていたんじゃないか、って思ってしまうことをどうして止められるでしょうか。

 

 

前回のエントリでドイツでの就職活動について書きましたが、結局一次面接を突破することができずに、本帰国となりました。ですが、この就職活動を通じて、たくさんの学びを得ました。

  • どの仕事をするのか=どのビザを狙うのか=どの国/都市で働くのか

自分が仕事としている/していたことが住みたい/住んでいる国/都市で需要があるのかももちろん大事ですが、それをベースとしてどの「ビザ」を狙うかを、戦略的かつ時には妥協をしつつ計画することが必要でした。そこまで考えなくてもできる人たちはいるんだろうけど、わたしは中途半端だったのかもしれません。

これは別のエントリーで詳述しようと思うのですが、私の英語(C1レベル)ではビジネス英語は歯が立ちませんでした。悔しいな〜レベル感というよりも、自信だと思うのですが、自分の英語や英語に対する考え方と向き合うことができました。

特に面接においては、テクニックよりも論理的思考力に基づいた話の進め方と明確さを持った一貫性が求められると思います。正直どっちもないし、大学の時にとった英語の授業が身になっていればここで苦労することはなかったなぁと思いつつも、ずっと心の中につかえていたことだったので、これを機に対処して自信に繋げたいと思います。

 

欲望の賞味期限

観光ビザで滞在できる期間を超えてしまいそうだったこともありますが、本帰国したのは「次にやりたいことに正直になるため」なのでは、と思います。

高校生の時に「いつか、ヨーロッパに住みたい」と思ってから早10年。やっと、やっと夢が叶いました。しかも100%以上の満足度で。

でも、友人は言いました「やっと行くんだね、もっと早く行けばよかったのに」。

一理あり、一理なし、でもあります。なぜなら早く行っていたら絶対に今回と同じ経験はできなかったから。同じ人に会えなかったから。でも同じように、早く行った時にできていたことを私は経験できていないわけです。万事がそうですが、でも10年間思い描いていた夢を叶えることができて、本当に私はラッキーだった思います。なぜなら10年間やりたいことが変わらなかったから

だからこそ、これからは「やりたいことを今やろう」と思います。今、やりたいと思ったことは、やれる時には、やりたくなくなるかもしれない。状況が変わってやれなくなるかもしれない。ワーホリ中に日本から遊びに来てくれた友人たちも、結婚妊娠ラッシュがあり、もし私がワーホリを1年先伸ばしにしていたら、去年の旅はできなかった。

想定していたとおりになんてならないことしかない人生。 もっと自分に素直になりたい、もっと自分の声を聞きたい、もっと自分の人生を生きたい、と思うのです。

 

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自分の人生、責任を取れるのは自分です。