憧れの地に住む!

ドイツ・ベルリンでのワーホリライフについて

ドイツで「第二外国語としてのドイツ語」を学ぶということ

ついに!お気に入りの作業用カフェができました〜〜やっったー!
生粋の自宅だいすきっ子なので、カフェの存在って一体なんなんだろう、と思って長かったのですが、ついにわたしの中でのカフェの意義を見つけました。

それは、「意思決定の場」

思い返せば、実家を出る+転職するのを決めたのも、とりあえずヨーロッパに住みに行こうと決めたのもカフェでした。しかも某山手線駅のアトレの本屋の隣のスタバ!!(笑)

スタバがサードプレイスとして定義したカフェ。わたしはカフェとは友人と語らう場として考えていました。そう考えないと、場所代が入っていたとしても、一杯のコーヒーが高すぎないか?!と考えていました。そう、ケチだから笑。でも、家ではない仕事場ではないところのほうが、より社会的外向きな考え方でポジティブになっていいのかも。

ベルリンでコーヒーが美味しいとか、ケーキが美味しいとかそれぞれ好きなカフェはたくさんあるのですが、作業用カフェとして今のお店が好きな理由は、「WIFIが強い」「ある程度人の出入りがある」「作業・勉強をしている人が多い」「BGMのラジオが渋いチョイス(マイケルジャクソンとアース多め)」「語らいの人たちが声が小さい」「家から徒歩一駅分離れている」「レジのお姉さんが気さく&ドイツ語で対応してくれる」という点です。理由多いな。

 

さて、ドイツで「第二外国語としてのドイツ語」(ドイツ語ではDeutsche als Fremdsprachen)。トルコから労働者としてのトルコ人を受け入れの経験から、今回の難民受け入れによる「第二外国語としてのドイツ語」を外国人に教える体系やシステムはとてもしっかりしていると思います。

しっかりしているというのは、「ドイツ語学修を経て、ドイツ人の考え方・文化を知る、受け入れる」ということが受けているとひしひしとわかるからです。(確かにそのように公立市民学校VHSのドイツ語学修ページには書いてありますhttps://www.berlin.de/vhs/volkshochschulen/charlottenburg-wilmersdorf/kurse/deutsch/

 

わたしはA2.2(初級最終レベル)とB1.1(中級最初)は公立市民学校VHSで受ける予定です。

ABCの読み方から始めるA1.1からドイツでドイツ語を学び始めましたが、A2.1まではドイツ語の耳を作るため+A1.1は競争率が高くて即日は入れないと聞いていたためです。

VHSへの登録は簡単!友人がブログでまとめているのでそちらを参照にしてください→ドイツの語学学校(VHS)へ行くには - ふわっとベルリン

 

こちらがA2.2の教科書とその目次。


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ドイツの学校の仕組み、職業選びについて、家の施設が壊れた時の修理を呼ぶ方法、ドイツでの運転免許発行、フリマでの買い物などなど。「ドイツに住む時に起こるだろう」ことを想定して、文法や単語を学んでいきます。これを通じて、なぜドイツにはこんなに自動車学校が多いのか、職業を選ぶ時にメンターの人に聞きに行くことやそこで体験を斡旋してもらうこと、職業学校の存在などを知ります。

わたし的にはここが現地で現地語を学ぶ醍醐味の一つなのかなと思います。ちなみに、私立も公立も使っている教科書は大差ありません。

住んでいてFahrschule 自動車学校が多い、本当に多い、なんなら1ブロックに一つあるレベル!なぜ!?と思っていたのですが、それはドイツに6ヶ月以上住んでいると自動車学校でドイツの免許書を取りなおさらければならないこと、2年に1回の車検も最寄りの自動車学校でやることを授業を通じて知りました。

ひとつ注意かな、と思うのが、1クラスで2人の先生が担当してくれているのですが、先生によっては保守的な考え方や各国に対する固定概念を強く持っている人もいます。ドイツに限ったことではないのですが、ドイツ文化についてディスカッションできるネイティブドイツ人の知り合いが数人しかいないので、先生の意見に引っ張られそうになります笑

語学学習を通じて、ドイツ語について、ドイツ人について、どんどん興味が出てきます。

 

 

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海外に住んで、現地コミュニティや現地人と仲良くなるのは確かに一朝一夕にはできないと思います。

英語圏ならまだしも、英語圏じゃないと、日本人じゃない友達ができたとしても、英語を話す「ドイツ人から見たら同じ外国人」です。わたしはとてもラッキーだったので、日本語を学んでいるドイツ人や、英語を学んでいるドイツ人や、英語で生活しているドイツ人(ルームメイト含む)に聞くことができるし、少しずつ耳が慣れてくると「何のトピックについて話しているのか」「ポジティブなのかネガティブなのか」くらいは街の人たちが話している内容も少しはわかるようになってきました(やったー)。

でも現地コミュニティは入れないからといって、「ドイツ語のメニューも読めない」「ドイツ人の友達が1人もいない」「街で何が起こっているのか全くわからない(イベントなど)」けど、「ドイツは個人主義で、日本の同調主義に比べて住みやすい!」というのは、違うと思います。

わたしの2018年秋のドイツ人の印象は、「真面目で、シャイで、寂しがりやで、おしゃべりが大好き。真っ当に生きていく文化。だから、みんなで集まれるイベント(バーベキュー始め)がすき」です。「つるむ」のではないですが、とにかくみんなで何かをするのがすきで、ひとりひとり意見を持っているけど、個人主義というよりも、得意なものを活かしあって「家族や気のおけない人たちと過ごす時間を大事にするために」仕事をするように思います。

ドイツ人を、ドイツ語圏(オーストリア、スイスなど)の中のドイツを、ヨーロッパを知ろうとしないで、日本人だけで自分のすきな人たちだけとしかコミュニケーションをしないでドイツで生きていく。いろんな人たちがいるので、全然いいと思うのですが、それだったら、「日本で外に出るときは完全防音のヘッドフォンをして、日本のメディアを選り好みして見て(もしくは見ないで)、自分がすきな(自分を否定しない)友人たちとだけ生きていく」のと何が違うのだろう、と思うのです。それじゃいつまでも井の中の蛙の大学生だとわたしはおもいます。

同調圧力なんて、どの世界にも多かれ少なかれあります。ドイツは日本より明らかな学歴主義です。南部や元貴族の家族の人たちになると「家」の考え方も強いです。

でもよく考えると、その人なりの「ドイツ」のイメージがあるから、わたしがコメントすることではないですね笑 

わたしはドイツにいる期間にわたしなりの「ドイツ」をたくさん見つけていきたいな、と思います。

 

日本人だけど、日本のことなんて正確にわからない。

外国人として暮らしているドイツのことはもっとわからない。だから面白いなあと思うのです。